今日こそはゆっくり話しましょう

ジャニーズのことを書かないジャニオタだよ。

自己肯定感。

みんな、褒め日記って知ってる?

あるいは、少し違う呼び方をする場合もあると思う。 とにかく、自分のことを褒めて、それを日記にしたり、紙に書いてまとめたりして形にして、残していこうよっていうものだよ。

私はそれが苦手。

だって、私は生きているだけで偉いから。

どれだけ自分のことが好きなのか?自分至上主義なのか?て、見えるかもしれない……でもこれはそういう、自分大好き話では無いんじゃないかなあと思う。 (それはそれとして私は私のことが大好きなんだけど、今回は別の話になってしまうので割愛するね。)

実は私は学生の時、授業でこれをやらされていました。 実際授業評価にも関係していただろうから、サボると後々大変だし、その場しのぎで適当に褒めるようなことを書けば良かったんだと思うんだけど、私は毎回これが苦痛だった。

本来、褒め日記って、普段から自分を褒めて、自己肯定感を上げていきましょうね、ていう考えだった気がする。確か……。

でも私は逆効果だった。この時すでに、私は生きてるだけで偉いし、今学校にいるのも、起きて座ってるのも、呼吸してるのも全部偉くて、たとえ何もしてなくても、私は私であるから偉い。と思って生きてた。んですよ。

その、"何もしていなくても偉い"状態から、わざわざ"一般的に褒められるような行い"を書き出す行為って、私からすれば、"この行為をしなければ、私は偉くない、褒められるべきではない、そういった行いをしなければ人間ではない"と突き付けられるようなものでした。

説明するのが難しいんだけど……。私は常に私を褒めているし、歩いているのも偉いし、ご飯を食べたのもすごいし、常に私は最高な人間なのさ。私の中ではね。 でも、例えばそれを、授業課題に、「息をしたので偉い」とか、「文字書いてる。偉い。」とか書いたところで、ふざけているって思われるでしょう。私も思う。みんなも、あくまで最低限の社会的モラル(これはモラルなのか?)は守ったほうが楽だと思うので、流石に多少雰囲気を読むことは大事だよ……。

逸れた。 で、周りの人間は、課題をしたとか、何かを手伝ったとか、もっと大きなことをしたとか、そういう"ちゃんとした""褒められるべき行為"を、当たり前だけど書いているわけよ。

すると、比べちゃうんだよね。

この"褒められるべき行為"と比べたら、私が生きてるのも、何か考えてるのも当たり前のことで、偉くなんてなくて、みんなしていることで、逆に私はそれ以外していないから、褒められることなんて何もしてなくて、褒められるべき人間でもなくて、じゃあ、クズじゃん………。

と、自己肯定感が奈落の底に落ちていきます。

これを毎時間していたら、気が狂ってしまう。ので、私は適当に適当なことを書いて提出していた。毎回。アホ正直だな………。

今日も生きた。偉い。 とか、 とか……これしか書いてない気がするな……。(ヤバ中二病生徒じゃん………。)

この褒め日記は毎回、提出後に先生が一言添えてくれて、返却される仕組みだったんだけど、私は一回だけ、私なりに褒められることをちゃんと書いて提出したことがある。

その頃も、Twitter人生 ネ友学科 引きこもり部だったから、「Twitterのリプをちゃんと返した」「ゲームのノルマ達成した」みたいな内容しか無くて、でもちゃんと考えて提出したんだけど、コメントはもちろん、「よくわからない💦」だった。

これは、生徒の気持ちに寄り添ってちゃんと褒めろ!とか、古臭い考えが!みたいな話では決してなくて、私自身これを冗談半分で提出したし、実際こういうのは普通に痛いからやめた方がいいよ……。て思う。推奨はしてねえ!

で、これを見てどう思ったかっていうと、さっきも言ったけど、「まあ、だろうな〜」だった。

ここで、今書いている褒め日記は、あくまで「授業提出用の課題」であって、「先生から一言貰うための材料」であって、本当に私が偉いって思ったことは、別にいちいち書き出す必要はないってことに気付いた。

私は常に、私の中でちゃんと私を褒めていたから。

私の中で私が偉ければ、褒められて、正当な評価を受けられていれば、それがどんな小さな行為でも、ちゃんと存在理由にはなるんだよ〜。

私が偉いって思ったなら偉いし、人間は、何かをしなければ褒められちゃいけないなんてことないし、生きてるだけで本当にすごいんだよ。

貴方がいるだけで、それは素晴らしいことなのよ。なんて臭いセリフは大嫌いなんですが、私がいることで、私は嬉しくなっちゃうので、それは私の中で幸せが循環していて、私が幸せならそれでいいんです。

ちなみにこの前部屋を整理していたら、当時の褒め日記が出てきて、あまりに内容がクソだったので全部捨てた。

いつまで経っても、私は私が大好きなんだなあ。みんなも、何もしていない自分のこと、たまには大好きって言ってあげてよ。

結局自分好き論に落ち着いちゃった。 でも、他ならない自分が、自分のことを好きでいてくれたら、それは最強じゃん。 ね。

おわり。